今回の入院患者はsonyのVAIO。windowsXP搭載の、かなり小さなノートパソコンです。型式はメモするのを忘れました(+o+)
さて起動しないとのことでお預かり。
具体的には、起動しないわけではなく、windowsの画面まで行くのに10分以上かかるということがわかりました。分解すると、かなり特殊な超小型ノートパソコンで、なんとハードディスクの規格も1.8インチというかなり小さいものが使われていました。 いつも使っている、取り外したハードディスクを別のパソコンにUSBケーブル経由でつなぎなおせるケーブルセットでは取り付けできません・・・購入手続きをとりましたが、届くまでには数日かかる。お客様を待たせるわけにも行かず、とりあえず前調査だけでも行います。
VAIOをセーフモードで起動します。セーフモードなら幾分早く起動できるからです。
ハードディスクの状態を見ると・・・
なんと!空き領域が1パーセントもありません!よく、こんな状態で動いていたなぁ・・・当然デフラグも出来る状態ではなく・・・
デフラグするには最低15パーセントの空き領域がないとできないんです。それに、ディスクの状態が悪いままでデフラグすると、ハードディスクがクラッシュしてしまう可能性が高く、危険です!
やはり、取り外したハードディスクをまずはバックアップし、チェックディスクでエラーを修復してからデフラグをかけないと取り返しの付かないことになる!お客様に説明し、外付けケーブルが届くのを待つことにしました。
ここは岐阜県の飛騨、高山市。パソコンパーツ屋さんが一軒も無いんです・・・ネットで買うしかないのです・・・
上記のハードディスクケースを購入し(実際に買ったものは廃盤で、上記は今も売られている同程度のものです)、1.8インチの取り外したハードディスクを私のパソコンに接続。バックアップ、チェックディスク、不要なデータのDVDへの退避、空き領域の確保、最後にデフラグを行って完了!
ハードディスクが極限まで追い詰められた状態だったので、近いうちに壊れる可能性があり、危険ですとお客様に伝えたところ、いい機会なのでパソコン買い替えを検討するとのこと。
ハードディスクのデータ容量や状態の確認方法は、下記の関連記事に詳しく載せています。みなさんも日頃から点検してくださいね!