今回は東芝のdynabookが入院です。
お客様自身がすでに原因をつきとめていらっしゃいました。
「冷却用のファンが回ってなくて、熱をもつとすぐとまってしまう」とのこと。
部品を取り寄せて交換しなくちゃいけないかもしれません。
パソコンは、危険温度というものをあらかじめ感知するセンサーがついています。
危険温度を超えると、大事な脳みそ(CPU)が破損してしまうので、危険温度を事前に察知して自ら停止してしまうのです。安全装置みたいなものですね。
このパソコンも、冷却ファンが回らないためにどんどん温度が上がり、やがて自動停止してしまっていたようです。
早速持ち帰り分解。冷却ファンをちょっとつついてみました・・・
すると、なんとファンが回り始めたではないですか!これは、メンテナンス次第では復活するかも?
幸い、ファンが簡単に分解できたので、ファンの軸を見てみると、ホコリがひっかかっていました。そのホコリを取り払い、CRCで潤滑油を少量与えます。すると、順調に周りはじめました。
ついでに空気の流れを妨げるものがないか点検していると・・・
うっ空気が噴出していく部分に、見事なホコリの層が!!
早速掃除して元通りにくみ上げ、起動させてテストします。
ノートパソコンの場合、電圧を低く保つためか、ある一定の温度になるとファンが自動的に回りだし、冷えると停止する機能をもったものがほとんどです。
噴出し口にティッシュペーパーをはり、順調に回ったりとまったりするかチェック。
3時間ほど稼動テストしましたが、どうやら順調に動いています。以前は、ファンが故障すると部品交換をすることが多かったのですが、同業者の方に、「ファンの頭についてるシールを上手にはがしてCRCなどの潤滑油をさしてあげたり、掃除してあげると治っちゃうものも多いよ」と教えていただいたことがあり、今回はまさにその通りでした。また、ファンの音がうるさいときも有効だそうです。
皆さんのパソコンも、一度点検してはいかがでしょう?お気軽にご相談ください!