今回のご依頼は、「このパソコンは壊れてるの?それとも調子が悪いだけ?」を検証してほしい、というもの。
当店「トータルデザインクルー」では、初期診断料という項目を設定していて、どこが悪いのか診断するだけの仕事もしています。それにより、お客様ご自身でメンテナンスを施したり、あるいは修理をあきらめて廃棄する、買い替える等の判断をすることができるので、ご好評いただいております。
診断だけですので、価格もお値打ち!3,000円~となっております。(出張先の場所、法人、個人事業の方、一般の方などにより変わりますので、詳しくは→こちらの価格表をご覧ください。
今回のお客様は、ノートパソコンを当店まで持ち込んで下さるとのことでしたので、最低料金での診断をご案内しました。届いたのは、富士通のノートパソコン「LIFEBOOK AH32/M」という機種。windows8.1で購入、その後windows10にアップグレードして使用していたそうで、購入後ちょうど5年が経過していました。
早速起動すると、ううむ・・・確かに起動してくるまでにかなり待たされます。windowsのデスクトップ画面が表示されても、マウスポインタがいつまでも↑にならない・・・経験から、ハードディスクドライブ(以下 HDD)が怪しいと判断しました。
フリーソフト、定番中の定番、「crystaldiskinfo」をなんとかインストールしてHDDの健康状態を見ると!
元通りにするには、
- HDDをパソコンから取り出し、修理用マシンに接続してバックアップ
- 新しいHDDを購入し、バックアップデータをリストア
しなければなりません。それなりにお金もかかる修理になります。(部品代と工賃込みで約3万円弱の修理になりそうでした)
ちなみに、こういったHDDを取り外して外部パソコンにつなぎ、データの救出やバックアップ、リストア作業に欠かせないのが↓のような部材。(私も使用しているものです。USB2.0接続で古いのですが、使いやすく便利なのでかれこれ7年近く使っています)
お客様に上記の件お伝えしたところ、5年前のパソコンに修理代をかけるより、新しいものに買い替えたほうがいいという判断となりました。というわけで、今回は点検料金と相殺でこのパソコンを当店で引取。部品取り等に使用することにしました。幸い、データはバックアップされているとのことで、今回はこちらでデータの吸出しもする必要がありませんでした。
相変わらず、パソコントラブルで最も多いのは、HDDの故障。大切なデータが保管されている重要な場所です。いつ壊れるかわからない箇所ですので、是非こまめにデータのバックアップを行ってくださいね!