2020年1月をもって、windows7がサポート終了します。皆さんのお手元にwindows10へアップグレードしていないパソコンはありませんか?ぼちぼち、windows10にアップグレードされたほうが良いかも知れません。
マイクロソフト社は、期間限定でwindows10へのアップグレードを無料提供していましたがそれも既に終了。今からお金を出してwindows10を購入し、書き換えるよりは、来年までに新しいパソコンを買った方がいいかも・・・確かにこの選択肢もあります。
しかし最近、ネットで「まだwindows10に無料で書き換えができるようだ」との情報をちらほら目にすることが増えました。
そこで、所有者の了解を得て、だめで元々!の精神で(笑)アップグレード作業を行ってみました。ちなみに結論から申し上げますと、このマシンは「成功」しました。但し、メーカーは「このマシンはアップグレード対象外」と明言しています。将来使用中に使用できなくなる可能性もあります。
第4回目の今日は、NEC ノートパソコン LaVie windows7 2011年モデル(PC-GL227TFLS)です。メーカーのウェブサイトで、まずはアップグレードが可能かどうか調べます。
一般モデルは→こちらから
Mateなどビジネスモデルは→こちらから
調べたところ、このNEC ノートパソコン LaVie windows7 2011年モデル(PC-GL227TFLS)はアップグレード対象外とのこと。失敗する可能性もあります!「データをバックアップ後、このままの環境でwindows10を上書きインストール(アップグレード)」することにしました。以下の手順で実行しました。
- 念のため現在の環境をまるごとバックアップする(万が一失敗した時のために。いつでもwindows7に戻せるように配慮)ちなみに使用したのはAcronis true image というソフトです。外付けHDDにバックアップイメージを制作します。
- ユーザーが制作したデータ等のフォルダのみ外付けHDDにバックアップ。(コンピュータ→Cドライブ→ユーザー→publicフォルダとユーザー名のフォルダの中身)
- 念のため、windows7再セットアップディスクを作成します(再セットアップには、再セットアップ用ディスクが必要です。ない場合はNECに注文して別途購入するか、パソコン内に再セットアップ作成ツールがあればそれを使ってあらかじめ再セットアップディスクを制作します。今回は再セットアップディスク作成ツールを使って作りました。詳しくは各メーカーのサポートサイト、またはパソコン購入時に必ず同封されているガイドブックを参照すること!手順を間違えると大変なことになります)
- windows10を上書きインストールします。windows10ディスクは、→こちらから無料で無料で手に入ります
windows10をUSBメモリに制作してそちらからインストールします。光学ドライブよりもアクセスが早くお勧めです!(最低でも8G以上のUSBメモリで作ってください)
- 終了後、アプリを組み込んだり、プリンタその他周辺機器をセットアップしたり、先ほど外付けHDDにコピーした個人データを元の場所に戻すなどして環境を整えます。
以上で作業完了です。ちなみに、今回は午後2時にスタート、終了したのは午後8時頃でした。大変時間のかかる作業なので余裕をもって行いましょう。
次に、ライセンス認証がきっちり成されているか、windows10にアップグレードしたことでハードウェアの設定などに異常が出ていないか確認します。
- デスクトップに、昔ながらの「コントロールパネル」と「コンピュータを表示させる
- デスクトップ画面のアイコンのないところでマウスを右クリック
- 最下部の「個人用設定」をクリック
- 左メニューの「テーマ」をクリック
- 右側メニューの中央あたり「デスクトップアイコンの設定」をクリック
- 「コンピュータ」「コントロールパネル」の空欄にチェックを入れる(他にもネットワークやユーザーフォルダなどの項目もチェックを入れるとデスクトップに表示できます。お好みでどうぞ)
コンピュータを右クリック→その他→プロパティ を開き、最下部に記載されている「windowsライセンス認証」の欄に「windowsはライセンス認証されています」と記載があればとりあえず成功です。そして、その画面の左のメニュー一番上「デバイスマネージャー」をクリックすると、セットアップされているハードウェアの一覧が表示されます。リスト内に「?」マークや「!」マークの付いた項目がなければ、ハードウェア各種も正常動作してると考えていいです。
マイクロソフトは、今後windows10以外の新しいwindows OSを新発売はしないと明言していますので、windows10を組み込むことが出来れば壊れるまでずっとそのパソコンを「サポート切れ」の心配なく使えるという事になります。下調べは必要ですがやってみる価値はあるかもしれません!
※あくまでも私が実際に行った実例を紹介した記事です。常にこの方法がベストである、成功するとは限りませんので、作業の際は自己責任でお願いいたします。